2012年6月30日土曜日

オオバコ

オオバコ(大葉子)・・オオバコ科

撮影 2011.05.20

撮影 2011.05.30

撮影 2012.06.30

撮影 2010.09.25

よく知られた雑草で、道路わきなどの硬い地面に生えています。
花茎は大変強く、手で引っ張ったくらいではなかなか切れません。
その強さを利用して、引っ張り合いをして遊んだものです。

葉脈の筋も太く強いので、葉を引っ張ると筋だけが残ったように切れる。

真冬以外はいつでも地上にあるが、花は初夏にごく小さなものが穂状に咲きます。
花が散った後も、穂はいつまでも残ります。
気にして見ていなかったけれど、この辺では真冬でも葉はあるのでは。

2012年6月29日金曜日

ネジバナ

ネジバナ(ねじ花)・・ラン科

撮影 2011.06.21

小さいけれど鮮やかなピンク系の花を、ネジの溝のように捻じれながら咲かす変わった姿です。
草丈は10cm程度。

生えていたのは、日当りの良い草地。

トンボソウ

トンボソウ(蜻蛉草)・・ラン科

撮影 2010.06.30

撮影 2011.06.17

ちょとピンボケですが貴重な一枚

春に芽を出し初夏に地味な花を咲かせますが、他にはあまり緑色のない林の中では目に付きます。
開花したときの花の形がトンボが舞っている姿に似ています。何羽ものとんぼが縦一列で飛んでいるような、珍しい姿です。
開花した写真が無く、残念。

周辺の木を切って直射が当たるようになったためか、この場所ではすでに見られなくなっています。

生えていた場所は明るい林の中。

2012年6月28日木曜日

トウバナ

トウバナ(塔花)・・シソ科

撮影 2011.05

撮影 2011.05

撮影 2012.06

塔のように幾重にも花が重なっていますが、シソの花(穂)もこんな風になります。
花も葉もシソとよく似ています。

背の高さが10cmほどしかないので、他の草にまぎれて目立たない。
ごく普通の道端に生えていました。

キランソウ

キランソウ・・シソ科

撮影 2011.04.05

撮影 2011.05.30

株は小さいのですが、園芸種かと思えるような色合いなので目に止まります。
地面に張り付くように生えていて単独または2~3株がまとまり、大きな群れは見ません。

開花期間が長く、3月から初夏まで見られます。

園芸品種のジュウニヒトエと似ていますが、花が房状に立ち上がることはありません。

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠)・・フウロソウ科

撮影 2011.05

撮影 2011.03

お馴染みの名前ですが、ヘンな名前です。
「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味するそうです。

日本では民間薬としての代表格で、私も幼少時に常用してました。
苦かった記憶がありますが、今思うとほんのりと旨みもあったような・・

有効成分はタンニン。
茶葉と一緒で渋み成分です。

花色はピンクもあるようです。

目にした場所は比較的日当りのいい、道路沿いの草地。

チチコグサモドキ

チチコグサモドキ(父子草)・・キク科

撮影 上2点は2011年5月

撮影 2012年6月

最初から枯れ花のような花色で、目立たず、一見開花しているのか枯れているのか分からない。

ハハコグサと雰囲気がよく似ていますが、属性が違います。

咲いていた場所は、日当りの良い平らな雑草地。

タツナミソウ

タツナミソウ(立浪草)・・シソ科


撮影 2011.05.09

花の形がホトケノザやオドリコソウとよく似ていて、葉の形を見るとシソの葉の仲間と分かります。
小さいけれど歩いていると目を惹く魅力的な色、形です。
園芸用に栽培されることもあるようです。

立浪草という名は、「泡立つ波」を連想させるから、と。

咲いていた場所は西向き斜面の藪の中。



2012年6月25日月曜日

シロツメクサ

シロツメクサ(白詰草)・・マメ科

撮影 2011.05.18

撮影 2011.04.20

撮影 2011.05.23

クローバーともいいます。
手のひらでそっと触って見たくなるような形の花

道路沿いの草地、畑の畦などに群生し、田畑の肥料にもなります
花柄が長いので、子供の遊びにも利用されています

名前の由来は
オランダから献上されたガラス製品の包装に緩衝材として詰められていたことによる
とのこと(1846年)

伊豆西海岸では、真冬以外はほぼ一年中花が見られます。

2012年6月19日火曜日

オカトラノオ

オカトラノオ(丘虎の尾)・・サクラソウ科

撮影 2011.06.08

穂状になった花の形が珍しい。
その形が虎の尻尾に似ていると。
同じシッポならもっと他の動物に当てはめたほうが良さそう。
もっと優雅な・・

日当りの良い道路脇に生えていました。
この辺にはそう背の高いものは見えませんが、条件が揃えば1mくらいになるようです。

トキワツユクサ

トキワツユクサ(常盤露草)・・ツユクサ科

撮影 2011.05.末~06上旬

白いツユクサで、山の中の日陰に群生しています。
花の形はムラサキツユクサとよく似ています。

ここに住むまでは馴染みが無かったので珍しく思いカメラに収めていましたが、この繁殖力をみるとブルーの花が咲くツユクサのような謙虚さが感じられません。

トキワ(常盤)と付く名から国産と思ったのですが、帰化植物とのこと。ナルホドです。

ツユクサ

ツユクサ(露草)・・ツユクサ科

撮影 2011.07.11

花の色が紫色に写ってしまっていますが、実際の色はブルーでその名のように、朝露のある頃に開きます。
爽やかな印象を与える花。

日当りの良い草地に生えていました。

花の形がマメ科の植物と似ていますが、独自のツユクサ科。
ムラサキツユクサという人もいますが、そちらは園芸種で派手な紫色の花を咲かせます。

ドクダミ

ドクダミ(蕺草)・・ドクダミ科

撮影はいずれも2011年6月上旬~中旬

ドクダミ科の仲間は他にはハンゲショウという主に園芸用に作られている植物が知られていますが、2~3種しかないようです。
それ故か名前そのものの印象が強いからか、ドクダミの名は知らない人は無いくらいです。

ジゴクソバ(地獄蕎麦)という別名もあるようです。
漢方薬の代表的な存在なのに、毒とか地獄というのはどうしてでしょう。

あまり日当りの良くない、ちょっとジメッとした場所に繁茂していて、鼻を近づけるといかにも薬になりそうな独特の強い臭いがあります。

生薬になるくらいですから、食べられます。
若い葉を天ぷらにすると美味しいとも。
葉を乾燥させて煮だしたお茶状のものは皮膚病に効果があるとされ、今も利用されています。

この簡素な白い花が咲き出すと入梅が近い、と感じます。

ホタルブクロ

ホタルブクロ(蛍袋)・・キキョウ科

撮影 2012.06.17

何となく趣を感じさせる花。
そのせいか、庭で栽培する人も多いようです。

花色は白と紫とがありますが、この辺りには白が咲いています。
一説によると、関東では紫色で関西が白とのこと。
伊豆の東海岸では紫色を多く見ました。

花は6月頃から次々と開いて8月いっぱいは見られます。
開き終わった花は茶色になって、何日もぶら下がっているのが難点かな。

2012年6月17日日曜日

イワニガナ=ジシバリ

イワニガナ=ジシバリ(岩苦菜=地縛り)・・キク科

撮影 2011.05

撮影 2011.04

ジシバリという名は耳に懐かしく、イワニガナの別名というが、どちらが正しい植物名なのかは不明です。
根が地面を這うように被ってはびこるので「地縛り」と名づけられたのです。

岩盤になっている崖地を占拠している様は、圧巻でした。

薬草という説もあります。

2012年6月16日土曜日

コマツナギ科

コマツナギ(駒繋ぎ)・・マメ科

撮影 2011.06

秋に咲く”ハギ”の早咲きかと・・
撮影 2011.06

びっしりと種がつきました
撮影 2011.01

萩の仲間のようです。ハギよりすっと派手。
木が丈夫で「馬を繋いでも大丈夫」の意で コマツナギ。

道路脇に群生しています。
夜には葉を閉じるとのことですが、夜に見ていないので確かめていません。

キュウリグサ

キュウリグサ(胡瓜草)・・ムラサキ科

花が咲くとようやく存在が目につきます。
撮影 2012.03.30

早春。
撮影 2012.03.11

撮影 2012.04.15

青い星のようです。
撮影 2012.04.20

ここまでくると、少々うるさくなります。
撮影 2011.04.20

 葉を揉むとキュウリのような香りがするので、キュウリグサと。
やってみましたが、わかりませんでした。
花はオオイヌノフグリよりももっと小さく可憐。

カタバミ

カタバミ(片喰み)・・カタバミ科

繁殖力旺盛で、花は主に春から夏に見られますが
草はほぼ一年中地表にある
撮影 2011.04.

5弁のかわいい花

光が弱くなると、葉を閉じます

花が終わると
オクラの実を小さくしたようなタネを付けます
撮影 2011.05.末

赤茶色のカタバミも
生長の過程ではなく品種の違い
撮影 2012.06

葉の形がクローバーに似ていますが、こちらは完全なハート形。
スズメノカタビラなんて覚えていたこともありますが、別物かな。

11月中ごろに、まだ花を着けた株も見ました。
伊豆では真冬以外はほぼ通年花を見ることができるようです。

下の画像は2月半ばに見かけたものです。
花や葉の形は明らかにカタバミですが、とても立派。
園芸種でしょうか。


タチカタバミという品種もあるようですが、花期が違います。