2012年6月9日土曜日

野菜の花 (番外編)

家庭菜園の野菜は、花の鑑賞も楽しみの一つです。
見たことがないものもあるかもしれません。
私が栽培しているもの、したことがあるものに限りますが覗いてみてください。

ソラマメ(マメ科)です。
まだ寒い2月に満開になりました
野菜では春一番の花です。

ハクサイ(アブラナ科)

残り物に出た蕾です
これも美味しい。

こんなふうに、塔のように伸びていきます


キヌサヤ(マメ科)です。

春の香りがします。
品種によって赤花と白花があり
花の時期は品種や場所で2月~5月頃

イチゴ(バラ科)です。

4~5月頃に実が成るものがかつては一般的でしたが、最近は四季成りも多いです。
特に家庭菜園では喜ばれるのか、この苗が多く出回っているようです。
この写真は5月末のものですが、やはり四季成りの品種です。


ダイコン(アブラナ科)です。
画像は4月のものです。

頭切れのうえにピンボケ・・
そのうち入れ替えます


シュンギク(キク科)です。

ほぼ通年栽培できるようなので、花もしょっちゅう見られるのでしょう。
これは4月から開花して5月いっぱい花を見せていました。
蒔いた種は1種類だったのですが、咲いた花は2種類でした。


初夏になると次々に咲きます。
順不同で並べます。

ジャガイモ(ナス科)  

花は5月です。
一般的にはこの色ですね。

白花が咲きました(たしか、トカチコガネ)


セロリ(セリ科)
花は5月です。


パセリ(セリ科)

花は5~6月です。

いっぱい咲きますが
こうなると葉は小さく硬くなります。


キュウリ(ウリ科)
小さな実の先に花が着いています。
5月から夏いっぱい、樹が終わるまで次々と咲いて実をつけます。



ナス(ナス科
濃い紫色が独特です。
キュウリ同様に5月から咲き、初秋まで咲き続けます。



トマト(ナス科)

花弁が反り返り、真ん中のメシベが飛び出している独特の形です。
早いものは4月から咲きます。
この写真は大玉とまとです。

オブジェ風に・・
実は手がすべって折れてしまったのです(泣)

暑くなると・・

カボチャ(ウリ科)

草勢が伸びずに花だけ咲きましたけど・・
5月末から開花です。

普通地面に這わせて作りますが、
木登りも得意なんです。


ピーマン(ナス科)

小さくて地味な花です


スイカ(ウリ科)

開花の日(6月9日)に撮った雌花です。
人工授粉が成功すれば収穫は7月18日頃。

メロン(ウリ科)
プリンスメロンの雌花
雄花との違いはこちら



トウモロコシ(イネ科)
これは雄花で雌花は実から出る糸状の部分
多くは6月頃に開花。


ホウレンソウ(アカザ科)

トウ立ちで、年に何回も見られます。
種を採るのでなければ、こうなるまで育ててはいけません。


インゲン(マメ科)

2012.06.18
つるなしインゲンで品種は不明です。
白い花はよく見ますが・・

2012.07.28
つるありインゲン

ダイズまたは枝豆(マメ科)

2012.07.30
花の位置がおもしろい

シソの(シソ科)花穂
2012.09.22
赤しそにはピンクの花が咲きます。
花穂はお刺身の添え物に使われます。
タネができて「実」になると独特の芳香を放ちます。

 
秋になると・・

ラッキョウ(ユリ科)の花
あまり見かけないのでは?


まだ咲かせたことがないものも幾つかあります。
今後は花も見てからお終いにするように心がけましょう。

ウマゴヤシ

ウマゴヤシ(馬肥やし)・・マメ科

地味な草ですが
撮影2012.04

よく植えます
撮影2012.04

ごく小さな花が他の雑草と共生
撮影2012.04

馬を肥やす(馬に食べさせる)草でウマゴヤシ。
牧草として栽培されるのでしょうか、繁殖力も旺盛で匍匐して広がっていきます。
車の轍の間にびっしりとはびこっています。

クローバーを小型にして花色を黄色にしたようにも見えます。

ウツギ

ウツギ(空木)
単純にウツギといえばこちら(ユキノシタ科)
満開の花房は清楚でいて華やか
撮影201106


ハコネウツギ (スイカズラ科)
ご覧の通りです
撮影201106


梅雨時に心を和ませてくれる花の一つです。
特にハコネウツギの美しさは絶品、と思えます。

雨の季節に咲くので見過ごされがちですが、雨の合間に山すそを観察すれば見られます。
白いウツギは似た樹がいくつかあるので、近寄らないと識別は難しいでしょう。

最近は鉢仕立ての園芸品種も売られているようです。
自分のものにして、側に置きたくなるのは解らなくはありません。

♪卯の花の匂う垣根に・・・と歌の歌詞にある「卯の花}はこれだといいます。
鼻を近づけたことがないのですが、いい香りがするようですね。
ウツギの垣根って私は見た記憶がありませんが、どの品種の卯の花でしょう。

2012年6月8日金曜日

イタドリ

イタドリ(虎杖)・・タデ科

芽生え
撮影2011.03

緑色になって茎がぐんぐん伸びています。
あっという間に1m以上に。
若い茎は食べられるようです。
撮影2011.04


花が咲きました。
全長は大人の肩くらいになります。
撮影2011.06

手入れのされていない道路際には、どこにでも生えています。
生長がとても速く、日に日に大きくなります。
寒い地方のほうがより大きくなるのか、北海道を列車で旅すると線路際には巨大なイタドリが見られます。

2012年5月30日水曜日

カラスノエンドウ

カラスノエンドウ(烏の豌豆)・・マメ科

かわいらしく、美しく・・これが 何でカラス?
撮影2012.04
草笛にもなる若いサヤが
撮影2012.05

熟すと黒くなって、これで「カラス」
撮影2012.06

エンドウのようにツルまであって
撮影2012.05

花の時期にはこんな風に
撮影2012.04

「カラスノエンドウ」は俗称のようです。
植物名は「ヤハズエンドウ」

春に畑中ににぎやかに咲きます。
結構ボリュームがあって、抜くのは一苦労です。

春のうちに順に莢ができ、それが熟すと真っ黒になりもっと熟すとはじけて割れ、タネをこぼします。
黒くなる前の莢は、中のタネを出して茎についていた側を切り取ると笛が出来ます


ニワゼキショウ

ニワゼキショウ(庭石菖)・・アヤメ科

撮影2012.05

撮影2012.05.12

撮影2012.05.12

撮影日不詳

撮影2012.05.30

小柄でかわいい美人、という印象です。
春4月頃から梅雨前ころまで、日当りのよい場所で咲きます。
茎の長さがせいぜい20cmくらいの小さな株で、株元の様子がアヤメとよく似ています。

花の大きさも5~6mmくらいで、一重の花弁が6枚。
花の色は白、赤紫、薄い青など数種類見ました。

花が咲き出すまではそれと気が付きませんが、群れで開花すると目を惹きます。
でも、下を見ながら歩かないと見つけられません。

5月下旬頃から実をつけます。
小さいけれど手まりのような可愛い実がたくさん付きます。

2012年5月29日火曜日

アカザ

アカザ(藜)・・アカザ科

新芽の頃
撮影2011年3月


開花
撮影2011年9月


春の新芽はその頂部が赤く染まっています。白く染まっている種もあるようです。
色が付いている部分を指でこすると、細かな粉が付いてきます。

この頃の葉は食用になります。幼少の頃、遊びを兼ねて川原で摘み、お浸しやゴマ和えで食べた記憶があります。年がバレますか。

アカザ科というのはホウレンソウと同じです。
2枚目の写真は花が咲いた姿ですが、トウ立ちしたホウレンソウと似ています。