2012年6月19日火曜日

ツユクサ

ツユクサ(露草)・・ツユクサ科

撮影 2011.07.11

花の色が紫色に写ってしまっていますが、実際の色はブルーでその名のように、朝露のある頃に開きます。
爽やかな印象を与える花。

日当りの良い草地に生えていました。

花の形がマメ科の植物と似ていますが、独自のツユクサ科。
ムラサキツユクサという人もいますが、そちらは園芸種で派手な紫色の花を咲かせます。

ドクダミ

ドクダミ(蕺草)・・ドクダミ科

撮影はいずれも2011年6月上旬~中旬

ドクダミ科の仲間は他にはハンゲショウという主に園芸用に作られている植物が知られていますが、2~3種しかないようです。
それ故か名前そのものの印象が強いからか、ドクダミの名は知らない人は無いくらいです。

ジゴクソバ(地獄蕎麦)という別名もあるようです。
漢方薬の代表的な存在なのに、毒とか地獄というのはどうしてでしょう。

あまり日当りの良くない、ちょっとジメッとした場所に繁茂していて、鼻を近づけるといかにも薬になりそうな独特の強い臭いがあります。

生薬になるくらいですから、食べられます。
若い葉を天ぷらにすると美味しいとも。
葉を乾燥させて煮だしたお茶状のものは皮膚病に効果があるとされ、今も利用されています。

この簡素な白い花が咲き出すと入梅が近い、と感じます。

ホタルブクロ

ホタルブクロ(蛍袋)・・キキョウ科

撮影 2012.06.17

何となく趣を感じさせる花。
そのせいか、庭で栽培する人も多いようです。

花色は白と紫とがありますが、この辺りには白が咲いています。
一説によると、関東では紫色で関西が白とのこと。
伊豆の東海岸では紫色を多く見ました。

花は6月頃から次々と開いて8月いっぱいは見られます。
開き終わった花は茶色になって、何日もぶら下がっているのが難点かな。

2012年6月17日日曜日

イワニガナ=ジシバリ

イワニガナ=ジシバリ(岩苦菜=地縛り)・・キク科

撮影 2011.05

撮影 2011.04

ジシバリという名は耳に懐かしく、イワニガナの別名というが、どちらが正しい植物名なのかは不明です。
根が地面を這うように被ってはびこるので「地縛り」と名づけられたのです。

岩盤になっている崖地を占拠している様は、圧巻でした。

薬草という説もあります。

2012年6月16日土曜日

コマツナギ科

コマツナギ(駒繋ぎ)・・マメ科

撮影 2011.06

秋に咲く”ハギ”の早咲きかと・・
撮影 2011.06

びっしりと種がつきました
撮影 2011.01

萩の仲間のようです。ハギよりすっと派手。
木が丈夫で「馬を繋いでも大丈夫」の意で コマツナギ。

道路脇に群生しています。
夜には葉を閉じるとのことですが、夜に見ていないので確かめていません。

キュウリグサ

キュウリグサ(胡瓜草)・・ムラサキ科

花が咲くとようやく存在が目につきます。
撮影 2012.03.30

早春。
撮影 2012.03.11

撮影 2012.04.15

青い星のようです。
撮影 2012.04.20

ここまでくると、少々うるさくなります。
撮影 2011.04.20

 葉を揉むとキュウリのような香りがするので、キュウリグサと。
やってみましたが、わかりませんでした。
花はオオイヌノフグリよりももっと小さく可憐。

カタバミ

カタバミ(片喰み)・・カタバミ科

繁殖力旺盛で、花は主に春から夏に見られますが
草はほぼ一年中地表にある
撮影 2011.04.

5弁のかわいい花

光が弱くなると、葉を閉じます

花が終わると
オクラの実を小さくしたようなタネを付けます
撮影 2011.05.末

赤茶色のカタバミも
生長の過程ではなく品種の違い
撮影 2012.06

葉の形がクローバーに似ていますが、こちらは完全なハート形。
スズメノカタビラなんて覚えていたこともありますが、別物かな。

11月中ごろに、まだ花を着けた株も見ました。
伊豆では真冬以外はほぼ通年花を見ることができるようです。

下の画像は2月半ばに見かけたものです。
花や葉の形は明らかにカタバミですが、とても立派。
園芸種でしょうか。


タチカタバミという品種もあるようですが、花期が違います。