2012年11月12日月曜日

ツワブキ

ツワブキ(石蕗)・・キク科

撮影日2011.11.13

撮影日2011.11.13

撮影日2011.01.28

撮影日2007.11.04

海岸に近い地方に自生するフキ。
厚くツヤツヤした葉は一年中見られ、黄色に輝く花は秋から冬にかけて、野山に花が少ない時期に咲くので良く目立ちます。
花を含めた姿がいいのと、移植が簡単なこともあってか、観賞用として植えられているのも良く目にします(写真4枚目)。

葉茎は食べられま。
伊豆にも沢山自生していますが、春の山菜として親しまれているフキ程は利用されないようです。
所変われば・・で、九州(鹿児島)では「ツワ」と呼ばれて店頭に出ていました。栽培している畑もありました。

2012年11月6日火曜日

ヨメナ

ヨメナ(嫁菜)・・キク科

2008年10月撮影

2012年11月撮影

2011年1月9日撮影

2011年1月15日撮影

野菊といわれるものの一つ。

何株かまとまって咲いていますが、何となくさびしい秋の風情です。
でも、きれい。

白花の品種は、紫色と区別して「シロヨメナ」とも言われるようです。

2012年7月12日木曜日

ママコノシリヌグイ

ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)・・タデ科

撮影 2012.06.30

つる性で旺盛に繁茂し、群生します。

花はとても可愛いのですが、茎は全体に小さいトゲを持ち、触るとチクチクします。
花名はそこからきているようです。

身近な場所に生えていて昔から見慣れていましたが、この名前を知った時には驚きました。

ハキダメギク

ハキダメギク(掃き溜め菊)・・キク科

撮影 いずれも2012.06.30

掃き溜め菊・・誰が名付けたか良く言い得ている。

ハコベと似ているけれど、あの可愛さはない。
花の白、葉の緑が品に欠けると言うのだろうか、あまり近寄りたくない雰囲気。
差別や偏見は良くないけれど、そこは自然の植物に付きご免いただいての感想。

2012年7月7日土曜日

オニタビラコ

オニタビラコ(鬼田平子)・・キク科

撮影 2012.04.15

撮影 2011.04.13

撮影 2011.05.21

撮影 2012.06.30

撮影 2011.11.13

撮影 2011.12.23

撮影 2011.03.15

似たような草が幾つかあるので、とりあえずカメラに収めてから調べようと撮ったものを集めると、この草は年中花をつけているらしい。
真夏の写真が無いのは、花が見えなかったのか私が外に出なかったのか?

このオニタビラコは実は春の七草の一つ。
ホトケノザというのは本当はこのことだということです。
いろいろ変遷があって、いつのまにかすりかわってしまったと。

となれば、このオニタビラコは食べられるのでしょう。

イヌガラシ

イヌガラシ(犬芥子)・・アブラナ科

撮影 2011.05.19

撮影 2012.06.28

撮影 2011.10.13

イヌ芥子とは役に立たない芥子、つまり食べられないカラシナです。
姿が芥子菜に似ていても食用にはならないということのよう。

役に立たないけれど真冬以外は通年花を咲かせています。
どの写真にもあるように、いつもタネを付けているのはそれを裏づけています。

比較的日当りの良い場所には、どこでも見られます。

2012年7月4日水曜日

ヒルガオ

ヒルガオ(昼顔)・・ヒルガオ科



アイノコヒルガオ

コヒルガオ
撮影 いずれも2012.07.02
3枚目と4枚目では葉の形が違います


朝に開き昼には萎んでしまう朝顔、に対して昼に開いているから「昼顔」

白い花と薄ピンクとがあるようですが、この色をよく見かけます。

ヒルガオの仲間にはヒルガオ、コヒルガオ、アイノコヒルガオ、セイヨウヒルガオ、ハマヒルガオなどがあり、どれもよく似ていて専門知識がないと見分けが付きにくいものです。
私が見たのは、葉の形の違うものを2種類確認したので、ここでは少なくとも2種類あるようです。

ここに掲載したのはコヒルガオとアイノコヒルガオと思えます。
葉なの色形に違いは見られませんでした。

日当りの良い草むらに咲いていました。

2012年7月2日月曜日

ヤブレガサ

ヤブレガサ(破れ傘)・・キク科

撮影 2011.03.24

撮影 2011.03.24

撮影 2011.06.14

若葉の頃の姿が独特でヤブレ・・とかモミジ・・というより、オバケガサとでも名付けた方がぴったりしそうです。暗い山の中でこの草に出会うと、少々気味が悪いです。

これが食べられるということは聞いていましたが、最近まで食べたことも見たこともありませんでした。

数年前に甲府の居酒屋で「山菜の天ぷら」として初めて食べました。
特に印象に残る味ではなかったのですが、名前は強く印象に残りました。

知ってみると家の周りにいくらでもあるのです。
が、まだ食べていません。

とても良く似た草で同じように食用になる「モミジガサ」という名の草もあります。
どちらなのか迷いましたが、おそらくヤブレガサの方と思われます。

生えているのは山の中又は山際で日当たりの良くない(ほとんど日が当たらない)場所。

2012年6月30日土曜日

オオバコ

オオバコ(大葉子)・・オオバコ科

撮影 2011.05.20

撮影 2011.05.30

撮影 2012.06.30

撮影 2010.09.25

よく知られた雑草で、道路わきなどの硬い地面に生えています。
花茎は大変強く、手で引っ張ったくらいではなかなか切れません。
その強さを利用して、引っ張り合いをして遊んだものです。

葉脈の筋も太く強いので、葉を引っ張ると筋だけが残ったように切れる。

真冬以外はいつでも地上にあるが、花は初夏にごく小さなものが穂状に咲きます。
花が散った後も、穂はいつまでも残ります。
気にして見ていなかったけれど、この辺では真冬でも葉はあるのでは。

2012年6月29日金曜日

ネジバナ

ネジバナ(ねじ花)・・ラン科

撮影 2011.06.21

小さいけれど鮮やかなピンク系の花を、ネジの溝のように捻じれながら咲かす変わった姿です。
草丈は10cm程度。

生えていたのは、日当りの良い草地。

トンボソウ

トンボソウ(蜻蛉草)・・ラン科

撮影 2010.06.30

撮影 2011.06.17

ちょとピンボケですが貴重な一枚

春に芽を出し初夏に地味な花を咲かせますが、他にはあまり緑色のない林の中では目に付きます。
開花したときの花の形がトンボが舞っている姿に似ています。何羽ものとんぼが縦一列で飛んでいるような、珍しい姿です。
開花した写真が無く、残念。

周辺の木を切って直射が当たるようになったためか、この場所ではすでに見られなくなっています。

生えていた場所は明るい林の中。

2012年6月28日木曜日

トウバナ

トウバナ(塔花)・・シソ科

撮影 2011.05

撮影 2011.05

撮影 2012.06

塔のように幾重にも花が重なっていますが、シソの花(穂)もこんな風になります。
花も葉もシソとよく似ています。

背の高さが10cmほどしかないので、他の草にまぎれて目立たない。
ごく普通の道端に生えていました。

キランソウ

キランソウ・・シソ科

撮影 2011.04.05

撮影 2011.05.30

株は小さいのですが、園芸種かと思えるような色合いなので目に止まります。
地面に張り付くように生えていて単独または2~3株がまとまり、大きな群れは見ません。

開花期間が長く、3月から初夏まで見られます。

園芸品種のジュウニヒトエと似ていますが、花が房状に立ち上がることはありません。

ゲンノショウコ

ゲンノショウコ(現の証拠)・・フウロソウ科

撮影 2011.05

撮影 2011.03

お馴染みの名前ですが、ヘンな名前です。
「(胃腸に)実際に効く証拠」を意味するそうです。

日本では民間薬としての代表格で、私も幼少時に常用してました。
苦かった記憶がありますが、今思うとほんのりと旨みもあったような・・

有効成分はタンニン。
茶葉と一緒で渋み成分です。

花色はピンクもあるようです。

目にした場所は比較的日当りのいい、道路沿いの草地。

チチコグサモドキ

チチコグサモドキ(父子草)・・キク科

撮影 上2点は2011年5月

撮影 2012年6月

最初から枯れ花のような花色で、目立たず、一見開花しているのか枯れているのか分からない。

ハハコグサと雰囲気がよく似ていますが、属性が違います。

咲いていた場所は、日当りの良い平らな雑草地。

タツナミソウ

タツナミソウ(立浪草)・・シソ科


撮影 2011.05.09

花の形がホトケノザやオドリコソウとよく似ていて、葉の形を見るとシソの葉の仲間と分かります。
小さいけれど歩いていると目を惹く魅力的な色、形です。
園芸用に栽培されることもあるようです。

立浪草という名は、「泡立つ波」を連想させるから、と。

咲いていた場所は西向き斜面の藪の中。